四国一周サイクリング 3rd 2日目(土居→高松)

今日は、土居から高松までの約100kmを移動

昨日は長袖のアンダーシャツにロングタイツという重装備で走ったが、むしろ何も着ないで走った前回のほうが、風通しが良くて涼しかったのではないか。そんな未練から、今日は思い切ってサイクルジャージとビブパンツだけの軽装でペダルを漕ぎ出した。

だが、結果は芳しくなかった。涼しさは結局変わらず、それどころか念入りに塗ったはずの日焼け止めも虚しく、肌は無残に赤らんでいた。やはり、素直にアンダーシャツとタイツを着用しておくべきだったかと、ヒリつく腕を見つめながら後悔する。

土居を出発し、四国中央市へ。本来なら国道11号線のバイパスを走る予定だったが、日曜のせいか大型車両の気配が少ない。それならと、距離の短い旧道へハンドルを切った。大型車のプレッシャーから解放されたのは幸いだったが、荒れ果てた路面までは想定外だった。絶え間ないトラックの通行が、いかにアスファルトを蝕んできたか、タイヤを通じて伝わってくる。

市街地を抜け、スタンプスポットである道の駅「とよはま」で一息つく。しかし、駐輪場を見て眉をひそめた。端に追いやられたサイクルラックは、不自然に高い位置にあり、自転車を掛けるのにも一苦労する。 ――なんだ、この扱いは。歓迎されていないのか? ふと、そんな思いがよぎる。道の駅というよりは、ただの「自動車の駅」だ。シコイチ(四国一周)の拠点なのだから、もう少しサイクリストにも寄り添った整備をしてほしいものだ、と溜息をついた。

「とよはま」を後にし、海沿いの国道11号から県道21号へ。観音寺へと舵を切る。 午前9時半、スタンプスポットの道の駅「ことひき」に到着した。スタンプを押していると、隣で観光協会のスタッフと旅行客がやり取りをしているのが聞こえてきた。どうやら「天空の鳥居」で有名な高屋神社のシャトルバスを予約しているらしい。あいにく午前中の便は完売で、午後の空きを待つしかないようだ。土・日・祝は一般車両が乗り入れ禁止になることは知っていたが、これほど人気とは。

「ことひき」を後にし、父母ヶ浜を目指す。 道中、ふと山の上を見上げると、高屋神社の鳥居が小さく姿を現した。以前、家族旅行でこの辺りを通った際、「下から見えるかな」と探したときは全く気づかなかったが、思ったよりも手前にあったようだ。


やがて視界に開けた父母ヶ浜は、あいにくの満潮。観光客の姿はなく、静まり返っていた。

そこから山を一つ越え、詫間へと抜ける。短い区間とはいえ、5%前後の勾配が続く峠道は、脚にじわりと疲労を溜め込んでいく。
峠を越えれば、毎年8月4日と5日だけ橋が架かり、参拝が可能になるという津嶋神社が海をバックに佇んでいる。その独特な風景を横目に、丸亀へと走り続けた。

続いての目的地、「道の駅 恋人の聖地 うたづ臨海公園」へ。スタンプを押し、少し休憩を……と公園内を散策したが、腰を下ろせるベンチ一つ見当たらない。休憩を諦め、早々に高松方面へ向かうことにした。
途中、五色台周辺の海岸線から眺める瀬戸大橋は、格別だった。

これまで、通ることはあっても眺める機会はあまり無かった

今夜の宿は、前回も利用した「東宝イン高松」。高松市内にホテルAZはない。事前に楽天トラベルを通じて「ロードバイクの室内持ち込み」を問い合わせていたが、快い返事をいただけていた。建物は確かに古いが、宿泊料は手頃で、何よりフロントの対応が温かい。心身ともに安らぐ思いだった。


松山から高松までの二日間。毎回、走るたびに思うことがある。この区間は大型車両の交通量が多く、路面状況も劣悪だ。路肩がほとんどない場所も多く、精神的な疲労は避けられない。

それでも、天候が崩れなかったことだけは救いだった。雲が多く、直射日光が控えめだったおかげで、酷暑に苦しめられることもなかったのが、せめてもの救いだ。

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