四国一周サイクリング 3rd 6日目(須崎→中村)

四国一周サイクリング 6日目
今日は、須崎から四万十経由で中村までの約130kmを移動

朝から雨が降っていた。

ホテルの窓越しに外を眺めていても、雲が切れる気配は一向にない。小降りになるのを待ち、時計の針が9時を回ったところで、重い腰を上げて出発することにした。

前日、スタンプスポットである道の駅「かわうその里 すさき」には立ち寄ってスタンプを押してあった。そのままスルーし、降りしきる雨の中、七子峠を目指してペダルを漕ぎ出す。

不思議なものだ。なぜかこの峠を越えるとき、いつも雨に見舞われる。

今日の宿泊地の中村に辿り着く頃には、自転車はいつも泥だらけだ。

峠を越えた先、ひっそりと佇む廃業したガソリンスタンド。その錆びついた軒下を借りて、しばらく休憩。

スマホを開き、雨雲レーダーを確認する。雨雲レーダではまもなく消え去る予報だ。それを信じて、次のスタンプスポットである道の駅『あぐり窪川』に向けて再び走り出すと、予報通りに雨が上がった。どんよりとした空を見上げ、心の中で小さくガッツポーズを決める。

『あぐり窪川』に到着し、無事にスタンプをゲット。

しかし、四万十川に沿って伸びる国道381号線に入り、次の目的地である道の駅『四万十大正』を目指し始めた途端、顔にぽつぽつと冷たいものが当たり始める。また小雨だ。山の天気は本当に気まぐれで、ため息が出そうになる。

視線を横にやると、日本最後の清流と謳われる四万十川が広がっている――はずだった。昨日からの大雨をたっぷりと吸い込んだ川は、清流どころか凄まじい勢いの濁流と化している。名物の沈下橋も、今にも文字通り水の中に沈んでしまいそうなほど、茶色い水面がすぐそこにまで迫っていた。

せっかくの四万十川サイクリングだというのに、景色を楽しむ余裕なんてどこにもない。私はただ、修行僧のように黙々と、ただひたすらに前だけを見つめて走り続けた。


「四万十大正」を過ぎると、次は「四万十とおわ」、そして「よって西土佐」と、スタンプポイントの道の駅を巡る。

休憩のたびに雨雲レーダーを確認する。画面上の予報は「もうすぐ雨は上がる」と示しているのに、現実は非情だ。空を見上げても、雨脚は一向に弱まる気配を見せない。

結局、四万十市中村のホテルに到着するまで、雨は止むことなく視界を奪い続けた。慣れない雨中のライドと、終わりの見えない空模様に、体よりも先に心がすり減っていくのを感じる。

ようやくたどり着いた今日の宿は、前回と同じ「ホテル サンリバー四万十」だった。


部屋に自転車は持ち込めないけど、先着順で利用できるバイクガレージがある。幸運にも、今回も無事にその権利を確保することができた。

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