61番札所 香園寺[こうおんじ]
栴檀山 教王院 香園寺
本尊:大日如来
本尊真言:おん あびらうんけん ばざらだどばん
ご詠歌:後の世を 思へば詣れ 香園寺 止めて止まらぬ 白瀧の水
寺伝によれば、用明天皇の病気平癒を祈願して聖徳太子が建立し、天皇からは教王院の勅号を賜ったとされる。天平年間(729年 - 749年)には行基が巡錫。大同年間には、空海が巡錫中、当寺の門前で身重の婦人が苦しんでいた。空海は栴檀の香を焚いて加持祈祷をすると元気な男の子が無事に出産した。また、栴檀の香を焚いて、安産・子育て・身代り・女人成仏を祈る四誓願の護摩修法をした。以来、安産・子育ての信仰の寺となったという。
実際の創建年は不詳であるが、奥の院の白滝不動から北へ行った海岸あたりで中山川下流に大日という場所があり、そこにあった大日堂が白滝不動で修行する人達の納経所になって、さらに大日如来を本尊とする寺になり、現在地へ移ったとも云われている。
【2016年 逆打ち 車遍路】
夏に来ただけの時は、寺院らしくない変わった寺院だな、と思っていましたが、ちゃんと、お参りしてみて、印象が良くなりました。
ロウソク台の手前に線香立てがあるから、一歩も動かず、ロウソクと線香をあげることが出来ます。本堂と大師堂は、2階にあって、中はホールみたいな造りで座面が折り畳まれた椅子が並んでいました。
その正面に、本尊の大日如来がドーンとあって、中々の迫力でした。
パッと見た感じが、寺院らしくないないので、なんだコレっと思いますが、実際は近代的で効率も良く、コレはコレでありかもと思いました。
【2017年7月1日 歩き遍路】
境内手前の第2駐車場に、「62番礼拝所」の案内看板。
この駐車場の中にあるのが、宝寿寺で納経できなかった人の救済措置として設けられた「62番礼拝所」。
コメント
コメントを投稿