64番札所 前神寺[まえがみじ]

石鈇山 金色院 前神寺

本尊:阿弥陀如来
ご本尊真言:おん あみりた ていぜい からうん
ご詠歌:前は神 後は仏 極楽の よろずの罪を くだくいしづち

←63番 吉祥寺

役小角によって開かれた霊峰石鎚山 (1982m) の麓にあり、役小角が石鎚山で修行を積んだ後、蔵王権現を感得し蔵王権現像を彫り、後に病気平癒を祈願し成就した桓武天皇(782年〜805年)によって七堂伽藍が建てられ金色院前神寺として開かれたと伝えられる。文徳天皇、高倉天皇、後鳥羽天皇、順徳天皇、後醍醐天皇など多くの歴代天皇の信仰が厚かったことでも知られる。

後に空海(弘法大師)も巡錫している。このとき空海は2度石鎚山を登ったといわれる。当寺は、横峰寺とともに山頂の弥山に存在する石鉄権現の別当寺にあたり、東側の遥拝所でもあった。

江戸時代には西条藩主である松平家の信仰も集め松平氏は東照宮をまつり、三葉葵の寺紋を許した。本寺は里前神寺と称されることもあるが、これは海抜1400mあたりにある前神寺の出張所を奥前神寺と呼び区分するためでもある。奥前神寺は本来、現在の成就社であったが、明治の神仏分離令により分離独立し、奥前神寺と里前神寺ともに石鎚神社となり、当寺は廃寺となる。その時、本尊と権現像と僅かの寺宝は持ち出し、その後、1878年(明治11年)に現在地に里前神寺が再興され、さらに今宮道の最終地点に奥前神寺が再興され、さらにロープウエイ開通翌年に山上駅の上の現在地に奥前神寺が移転され現在に至る。

【2016年 逆打ち 車遍路】

石鎚神社の近くにあって、けっこう境内が広かったです。


ちょうど、本堂で歌うように般若心経を唱えるツアー客がいて、こっちが集中出来なくなりそうなので、避けて、大師堂から廻りました。


【2017年7月1日 歩き遍路】

石鎚神社の後、前神寺へ。


参道正面に見えてくるのが大師堂。

やっぱり、ここの本堂は、なんかカッコイイ。

前回、気になってた本堂横にある神社へ。



先日、石鎚登頂の時に訪れた奥前神寺の御朱印も頂いた。


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