歩き遍路23日目【日帰り】 JR阿波福井→阿部御水大師→23番 薬王寺

JR阿波福井[10:45]

阿部御水大師[13:20]

23番 薬王寺[18:15]

歩き遍路23日目 YAMAP

ふれあいの里 さかもと~20番 鶴林寺~22番 平等寺~JR阿波福井駅

→23番 薬王寺~別格4番 鯖大師~海部駅

おすすめの宿
民宿ゆき荘:徳島県海部郡美波町西由岐字愛宕山13-7(TEL 0884-78-0513)

移動時間: 5:43:00
停止時間: 1:45:45
距離: 31.00 km
平均: 時速 5.42 km
最高スピード: 時速 8.53 km
高低差:292メートル
累計登り: 1,240 メートル
累計降り: 1,250 メートル
歩数:42,393歩
累計移動距離:652.39km

前回、自宅からの距離が長くなる事から、今後は泊まりで廻るようになると思ったけど、休みの日程調整があまり上手に行かず、結局、日帰り遍路。
まずは、今日、打ち止め予定の「23番札所 薬王寺」に向かう。
朝、5時40分に自宅を出発して薬王寺に着いたのは、9時30分。
薬王寺の近くのJR日和佐駅から徳島方面の列車は、10時22分で、1時間近くあるので、先に納経を済ませる。
正月明け初日の日曜日という事で、普段より参拝客が多く、駐車場には交通整理人がいるほど。
山門前には露店も出ていた。

あまりにも人が多いので、写真は撮らなかった。

四国八十八霊場 23番 薬王寺

薬王寺の駐車場で納経道具を助手席に置いて、車は停めたまま、JR日和佐駅に向かう。

今回は、この後、札所には寄らないので、納経道具は不要。これで1kgは軽くなったはず。

日和佐駅で列車を待っていると、歩き遍路の団体?
ただ、みんな60歳以上に見えるし、全員が友達っぽくもないし、リュックは小さいし、列車で徳島駅に向かうみたいだし、住んでいるのはバラバラみたいだし

一体何の団体?

歩き遍路の区きり打ちのツアーか何かかな

JR日和佐駅から列車に乗り、25分ほどで、前回打ち止めしたJR阿波福井駅に到着。
22番 平等寺から23番 薬王寺へは、【国道55号線を通るルート】【由岐経由のルート】【阿部御水大師に行き由岐ルートに合流するルート】の3つのルートがある。
今回は、JR阿波福井駅から始めるので、一番遠回りになるが、阿部御水大師に行くルートを選択。
アスファルトの道を進むのは、できるだけ避けたかったというのが、一番大きな理由。

阿波福井駅からは、少しだけ打戻る。
点滅の信号のある交差点を左折して、線路を横切り、愛宕山の方へ入って行く。

その曲がり角に、薬王寺までの案内図が掛かっていた。

それには、「国道55号線:約16km、四国のみち:約43km」と書かれていた。
今回の阿部御水大師経由は、四国のみちと、ほぼ同じルートだけど、約43km?
この時点で、自分は、約20kmと思っていて、阿波福井駅を11時前に出発するけど、17時前には、余裕で薬王寺に到着できると考えていた。
正月休みは、ほぼ家でゴロゴロしていて、前回の遍路から1ヶ月経っているから、これぐらいがちょうど良いかもと思っていた。

あとで、地図をもう一度確認する事にして、とりあえず、線路を横切り、歩き始める。
すぐに分岐があるけど、ココは、歩いたことのある人のブログから情報入手済み。
川沿いの道を進む。

でも、その次の分岐で、間違えてしまった。

真っ直ぐ進む道は、民家の所で細くなってるので、他人様の敷地に入ってしまうような気がしたから、川を渡って山の方へ登ってしまう。

100m程登ったところで、不安になって、地図を確認すると、川は横切らず左側を進むのが正解。
「四国遍路ひとり歩き同行二人【地図編】」はかなり見づらいけど、意外に役に立った。

折角登ったのに分岐まで戻って川の左側の道を進む。
ここまで、「歩き遍路道」の道標は皆無で、所々に「四国のみち」の道標があるので、こちらを頼りに進む。  

「四国のみち」で設置したベンチも所々にあった。
ここは、上の道に道標があっので、上に進む
川を横切り、今度は川の右側を歩く

ここから、登山道。
初めだけ階段があるが、その後は山道になる。

愛宕山を越えるところで、一休みしながら、地図で薬王寺までの距離を確認。

阿波福井駅から阿部御水大師までの距離は、7.5km。
由岐ルートの合流点に、どちらから来ても12.5kmとなっているけど、由岐ルートの方は平等寺からの距離で、阿部御水大師経由の方は、阿部御水大師からの距離。
由岐ルートの平等寺から薬王寺までの距離は、22.4kmなので、合流点から薬王寺までは、22.4-12.5=9.9km
という事は、7.5+12.5+9.9=29.9km
11時にスタートして、この距離を日没までに歩ききるのは厳しい気がしてきた・・・

休憩していると薬莢が落ちてた。

間違って、撃たれることは無いよね(^_^;)

とりあえず、進まねばと腰を上げる。
愛宕山から下り、県道200号線に出る直前のT字路で標識もなく、どちらに進んだら良いのか分からず悩む。

方角から考えると左。

で、これは間違いで、ここでも引き返す。

右に進むのが正解。

少し進むと県道200号線に出る。
出たところを手前方向に進む。

県道を進むと、田畑の広がる道に出る。
道の周りの民家は100%犬を飼っていて、100%吠えられた。
県道の橋を渡った所から右折して明神山の方へ入る
曲がるところにも、ちゃんと「四国のみち」の道標があった。
道は、細い舗装路に変わる。
少し進むとコンクリートの道になる
そのうち未舗装の登り道に変わる。
明神山の登り道は、初めは、かなり歩きやすい道だった。
その後は、台風か大雨の被害で、石道が崩れているような箇所もあって、歩きづらかったけど、危険を感じるほどの箇所は無かった。

土管の橋。
ホントは、石で埋まっていたのが流されて、土管が露出したのかも

石が無く歩きやすい道になる

ジグザグに組まれた階段。
自分の歩幅に合わせられるから、登りやすい。

階段が終わると、また石がゴロゴロの道。

歩きづらい。

ここまでの道は、荒廃と書かれてる。
始まりを見てないんですけど・・・

ここが峠。
ここで一休み。

峠からの道は歩きやすい。
少し下ったところで、「四国のみち」は、明神山頂へ向かうけど、遍路道は、ここは直進して阿部に向かう。

ココも道が少し崩れてた。  

すぐに歩きやすい道になる。
法面が崩れて道幅が狭くなってる。
また、歩きやすい道になる。
道の先に、ネットのような人工的なモノが見えてきた。
ネットの場所には「四国 巡礼の道 1200 休憩所」があった。
休憩所の横には、明神名水
休憩所の中は、綺麗だった。

休憩所の前には、何かの畑
何を作ってるのか分からなかった

畑の間の道は、コンクリートで固められてたが、これはこれで歩きやすい。
その後は、川沿いの道を進む
階段で細道の上を走る県道26号線に上がる

県道26号線を阿南の方へ進む
ダラダラと登ると「阿部御水大師」

「阿部御水大師」への入り口 

説明の看板 

入り口から下っていく
ココが「阿部御水大師」と思ったが、帰宅してから調べ直すと、ココを更に下った所に大師堂があったみたいだけど参拝できなかった。

「阿部御水大師」から打ち戻って、さっきの交差点を阿部漁港の方へ下っていく。
下っていくと海が見えてきた
阿部漁港の横を通りながら、西の方向へ進む。 

地図を見ながら阿部の町を歩く。
道標が無いので、地図が頼り。 

町を抜け、少し登った所で県道26号線に戻る。
この辺りの「四国のみち」の案内看板

ここからは、海岸続を進むので平坦だろうと考えていたが、甘かった。

ダラダラ登る舗装路が続くので、意外に疲れた。

鹿の首岬の付け根の場所。
岬に寄る時間的余裕は無いので、そのまま道を進む。


ダラダラ登りは続き、途中に休憩所があった。

阿部休憩所。

眺めが良いかもと寄ってみたけど、そんなことも無かったから、休憩せず、先に進む。

ダラダラ登りが終わると、ダラダラ下りが続き、養豚所を過ぎた大井峠で県道からの別れ道があるはずなのに、分からない。
「四国のみち」道標は、潮吹展望台を案内してだけ

展望台の方には進まず、不安になりながらも、県道を少し進むと、探してた「四国のみち」の道標があった。

ココを折り返して下る。

道は、とても整備されていて、歩きやすい。

尾根を通る
ベンチもある
倒木もあった

志和岐の町が見えてきた
この辺りは、「岐」が付く地名が多い。

山道は、ココで終わり。
下った所を右折。

ココを、斜め右に進み、志和岐の町中を通る。 

ココを左折。
もう少しで、左にあった道標を見逃すところだった。

ココは正面の細道に入って、奥の階段を登る。

階段を登ると荘厳寺があった。
左折して進む

すぐに見えてくる階段を登る

階段を登りきった所に道標。

通ってきた道は、合ってたようだ

少し進むと大きな建物が見えてきた。

介護施設だった。

更に進むと由岐中学校が見えてきた。
中学校を過ぎて由岐の町に入っていく
由岐の港の横を通りながら進む
大きな道沿いの橋の方には進まず、細くなる直進の道へ。

交差点を直進。

この辺りも道標が無いので、地図が頼り。

ココは直進。
途中に八幡神社があった

八幡神社の正面にあった「城山公園」の看板に気を取られて、真っ直ぐ進んだけど、右斜めに曲がるのが正解。

少し進んだところで気がついて、戻ってきた

郵便局の横を通りながら進む
ココを右折。
郵便局の正面に出てきた。
ここからは、道なりに登っていく。
「四国のみち」は、ココを左折して「あしずり展望台」へ登るけど、遍路道は直進。

「あしずり展望台」への道の反対側。

で、「あしずり」と「あしづり」どちらが正しいの?

少し進んだJR田井ノ浜駅の手前で、由岐ルートの県道25号線と合流。
田井ノ浜海水浴場が見える
県道25号線を進む
線路の向こうに誰かの銅像があった

JR田井ノ浜駅。
海水浴シーズンだけの臨時の駅。
駅を出ると海水浴場。
道には接しない変わった駅。

線路沿いを進む
線路を横切って、海の方へ
線路を横切って、すぐ休憩所
休憩所の向こうにトンネルが見える
休憩所の横には、トイレとシャワー

木岐トンネル。

短くて、段差のある歩道もあって安心して通れた。

トンネルから下ってくると木岐の町。
解読できなかった案内看板。

ココを左折して橋を渡る

ココは道なりに左折して海岸沿いに出る
登り坂が見えてきた。
また登るのかと思ってたら、左に入っていって海沿いに進む
ココも左折
ココは、左側の道に進む。
左手には休憩所。
ココは、左の直進の道へ。

海沿いを少し歩いた後、「俳句の小径」という山道に入る。
この時点で16時40分。急がねば

ここを登り、反対側の山道を下りれば、残りは舗装路のみのはず

歩きやすい遊歩道。
「俳句の小径」には、沢山の句碑が設置されて、良い感じの山道。 
上に県道25号線が見えてきたけど、なかなか合流しない。
ココで、やっと合流。
合流点には遍路姿の人形
舗装路に出た後、反対の山道の入口で、17時を廻った。
まだ日は落ちてないが、山道は、だいぶ暗くなっている。
以前、大洲の出石寺を真っ暗の夜道を下った後は、菅笠に付けるLEDライトを持ち歩いていたので
取り出してLEDライトのクリップで取り付けようとしたら、笠の縁の竹材が太すぎて挟めない(゜◇゜)
仕方なく手に持って山道を下った。

山道から舗装路に出た時点で、17時30分。辺りはだいぶ暗くなっている。
残り4km。
腕に反射バンドを巻き、歩き続ける。 

ここからの道は単純なので、道標は見えなくても、大丈夫だったが、周りの景色を見ることも出来ず、ひたすら前を見て歩くだけだった。

写真もあまり撮ってない。
こんなことなら、木岐から列車で日和佐に戻り、次回、木岐から始めれば良かったと後悔。

18時15分、薬王寺に到着。
10kmの誤算。予想通り2時間遅れの到着となった。

コメント

このブログの人気の投稿

TOP PAGE

自転車遍路 まとめ

四国一周サイクリング 2nd 8日目