四国一周サイクリング 3rd 7日目(中村→宿毛)

四国一周サイクリング 7日目
今日は、中村から宿毛までの約110kmを移動

昨日とは打って変わり、窓の外には見事な晴天が広がっている。いや、晴天というよりは、朝から肌にまとわりつくような蒸し暑さが、今日もまた過酷な一日になることを予感させていた。

少し早起きして、ホテルのバイクガレージに足を運び、まずは愛車のメンテナンスから始める。昨日は一日中雨に打たれ続けたせいで、フレームもチェーンも泥だらけだ。丁寧に汚れを拭き取り、注油を施す。昨日の終盤、ギヤ周りから怪しい異音がしていたが、オイルが浸透すると、嘘のようにスムーズな回転を取り戻した。

今回のルートは、足摺岬をあえてパスし、ずっと憧れていた柏島を経由して宿毛へ向かう。

まずは四万十川の下流沿いを走り抜け、一山越えて海岸線へと出る。



やがて道は海から離れ、木々に覆われた静かな山道へと姿を変える。足摺岬が近づくにつれ、こうした鬱蒼とした森のような景色が増えてくる。

途中の大岐の浜では、サーファーたちが気持ちよさそうに波と戯れていた。

土佐清水の分岐で、あえて足摺とは逆の竜串方面へ向かう。道の駅「めじかの里 土佐清水」でスタンプを押し、この暑さに負けて文旦ソフトを口にした。冷たい甘みが乾いた喉を潤す。

そこから一山登り、いつも休憩する叶崎展望台へ。



頂上で一息つき、再び走り出す。大月へ向けて、じわじわと標高を上げていくダラダラとした登り坂は、地味に体力を削ってくる。

道の駅「大月」の手前で、私はオフィシャルルートを外れ、柏島へと続く道に入った。分岐した直後の急勾配を一気に駆け下り、さらに一山を越える。戻りも同じ道を通らなければならないと思うと少し複雑な気分だが、そんな憂鬱も、柏島に到着した瞬間に吹き飛んだ。

晴れ渡る空の下、透き通った海。ひと山越えてまで来る価値は十分にあった。
残念ながら今日は風が強く、あの有名な『海面に船が浮いているように見える』絶景には出会えなかったが、この透明度だけで胸がいっぱいになる。

写真を撮りながら大月へと引き返す。頻繁に足を止めて撮影できるのは、自転車旅ならではの特権だ。
車で来ている観光客たちが停める場所を探しながら写真を撮っていた



道の駅「大月」まで戻り、スタンプを押した後は、ソフトクリームが乗った苺のかき氷でクールダウン。これだけ暑いと、もはやソフトクリームよりもかき氷の冷たさが正義だ。

大月から宿毛へと向かう道は、幸いにも下り基調だった。本日の最終目的地、「すくもサニーサイドパーク」まであと少し、そう思った矢先だった。

タイヤに何か刺さったような音がするなと思ったら、案の定、リアタイヤに釘が突き刺さっていた。


タイヤのビードがなかなかリムから外れず、汗だくになって悪戦苦闘する。それでもなんとか予備のチューブに交換し、再出発。今回持参した電動ポンプのおかげで、空気入れの苦労がなかったことだけが救いだった。

新しくなった「すくもサニーサイドパーク」に足を踏み入れるのは、今日が初めてだ。以前訪れた時は改装中だったため、宿毛駅の仮設スポットでスタンプを押した。

心地よい達成感を胸に、今日の宿「ホテル アバン宿毛」へと向かう。


2021年の自転車遍路でもお世話になった宿だが、リフォームされた館内は驚くほど綺麗になっていた。フロントのスタッフに頼み、愛車をバックヤードへ大切に預かってもらう。

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