11番札所 藤井寺[ふじいでら]
金剛山 一乗院 藤井寺
本尊:薬師如来
本尊真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
ご詠歌:色も香も 無比中道の 藤井寺 真如の波の たたぬ日もなし
四国88箇所霊場のうち、寺号の「寺」を「じ」でなく「てら」と読むのは、ココだけ。
三方を山に囲まれ、渓流の清らかな仙境に心を惹かれた弘法大師が、この地で護摩修法をされたのは弘仁6年のことと伝えられている。大師は42歳の厄年に当たり、自らの厄難を祓い、衆生の安寧を願って薬師如来像を彫造して、堂宇を建立した。その地からおよそ200メートル上の8畳岩に、金剛不壊といわれる堅固な護摩壇を築いて、一七日間の修法をされた。その堂宇の前に5色の藤を植えたという由緒から、金剛山藤井寺と称されるようになった。
寺は、真言密教の道場として栄え、七堂伽藍を構える壮大な大寺院と発展した。だが、天正年間(1573〜92)の兵火により全山を焼失、江戸時代初期まで衰微した。その後、延宝2年(1674)に阿波藩主が帰依していた臨済宗の南山国師が入山して再興し、その折に宗派を臨済宗に改めている。天保3年(1832)に再び火災に遭い、本尊以外の伽藍はすべて灰燼に帰した。
現在の伽藍は、万延元年(1860)に再建されたもの。本尊は、「厄除け薬師」として親しまれており、国の重要文化財に指定されている。
【2016年 逆打ち 車遍路】
駐車場の直前の道は、離合できないので、対向車に気を付ける必要がありました。
山門 |
本堂 |
大師堂 |
「唯一残された空海の道」の入口がありました
御朱印 |
【2017年10月 歩き遍路にて】
歩き遍路の場合、駐車場の反対方向から来ることになる
正面に見えるのが駐車場
駐車場まで行かず、途中で右折して仁王門へ
仁王門 |
山門を入ると右側に弘法大師お手植えと伝えられている藤の藤棚があり、その後に鐘楼がある。
参道は先で右に折れ左側に手水場、水掛け地蔵、不動堂、白龍弁財天堂が並び、最奥に本堂が建つ。
この日、たまたまかもしれないが、手水場の水が出ていなかった。
他にも団体が2組いて、先達らしき人が、どこかに元栓があるかもと探していたが分からなかった様子。
納経所では、年配の方が受付していたが、上段の椅子に座わり、足を組んだままの姿勢で御朱印してくれた。
なんか嫌な感じ・・・
コメント
コメントを投稿