E-BIKEでお遍路 第1回 2日目(65番 三角寺~70番 本山寺)
E-BIKE遍路 2日目は、西条駅前から出発して、観音寺駅前まで移動。
距離:92.8 km
高度:+ 1,029 m / -978 m
最高勾配:15.3%
平均勾配:0.8%
移動時間:4時間45分
今日は、最低気温11度、最高気温22度と2月にしては、気温が高め。
昨日は着ていたARC'TERYXの【アトムAR】は脱いで、ジャージの上に【デルタLT】だけ羽織って出発。
ただ、アトムARを収納するとトピーク バックローダー10Lがパンパン
ウェアを再考するか、装備を再考しないといけないな〜
これくらいの気温なら、朝から快適にペダルを回せる。 昨日のスタミナ切れの反省を活かし、今日は普段より一段ギアを軽くして、足への負荷を抑えながら進むことにした。
伊智の橋まで戻り、遍路道に入って第65番札所・三角寺を目指す。
新居浜から土居へ抜ける国道11号線は、右側にしか歩道がない。
その右側の歩道を走ったのだが、路面にはガラスの破片がこれでもかと散らばり、終始キラキラと光っていた。
ポイ捨てされた空き瓶の破片だけでなく、オレンジ色の破片も目立つ。
車のウィンカーやランプが割れたものの名残だろう。
事故の後、車道上の大きな破片は片付けられても、歩道に飛び散った細かい破片までは手が回らないのだろうな、と妙に冷静に納得する。
……やっぱり、タイヤをパンクに強いシュワルベのマラソンに交換しておいた方が良さそうだ。
土居町にある別格霊場・延命寺の休憩所で一度息を整える。
再びペダルを踏み出し、今度は伊予三島のヘンロ小屋「43号 しんきん庵 秋桜」へ。
この先に待ち受ける長い登りに備えて、ここでしっかりと体を休めておく。
わかってはいたが、三角寺まではやはり距離がある。
三角寺への登り口に差し掛かると、遍路道には階段や険しい山道が続いていたため、迷わず舗装路を選んで進んだ。
寺に近づいた頃、前から歩いてくるお遍路さんに「三角寺はこっちですか~?」と声をかけられた。
「いやいや、逆方向ですよ」と教えてあげながら、ふと自分の過去を思い出す。
そういえば僕も、初めて歩き遍路をしたときはこの辺りで迷って、うっかり逆方向に進んでしまったっけ。懐かしい記憶がよみがえる。
そんな思い出に浸りながら登り続け、出発から30分。標高330mにある三角寺の駐車場に無事到着した。 今日はギアを低めに保ち、アシストを【HARD】にして登りきったおかげで、息切れひとつせず、心地よい汗をかく程度でクリアできた。
三角寺の納経所で御朱印をいただいていると、さっきの歩き遍路さんが境内へと入ってきた。 どうやら無事にたどり着けたようだ。「よかった、本当によかった」と、心の中でそっと胸をなで下ろす。
ここからは第66番札所・雲辺寺を目指す。
今回は別格霊場の仙龍寺には立ち寄らず、ロープウェイを利用する予定だ。
そのため本来の遍路道とは完全に離れ、シコイチのスタンプを集めるために道の駅「とよはま」を経由するルートをとることにした。
ロープウェイ乗り場へ向かう道は、
三角寺への道のように一気に高度を上げるわけではない。
だが、標高250mの地点まで、じわじわとダラダラした上り坂が続いてじっと体力を削ってくる。
ようやくたどり着いたロープウェイ乗り場は、好天に恵まれたせいか、思っていたよりもずっと賑わっていた。
お遍路さんの姿よりも圧倒的に子供連れの家族が多く、どうやらみんなの目的は山頂公園にある「天空のブランコ」や「天空のフォトフレーム」らしい。
ちょうど次のロープウェイは、子供連れの団体が乗るようで、けっこう『密』になりそうなので、ちょっと怖くて、避ける事とにした。
ロープウェイは片道10分程度で到着するが、乗り降りの時間があるからか20分間隔で運行していた。
13時20分の便を見送ったので、13時30分に次の便が乗り場に到着、本来であれば13時40分発だけと、人が多かったからか、すぐに出発した。
雲辺寺に着いて、納経後、納経所に向かうと、シコイチのジャージを着た人が居て、隣には自転車が
ココまで自転車で登ったんだと思い、声を掛けて少しお話。
自分は、下りが怖いのと、ルートが遍路道とは、かなり違って、遠回りになるので今回は見送った。
ロープウェイで乗り場に戻り、67番 大興寺に向かう。
遍路道は道路幅が狭い箇所があるが、軽四であれば通行可能。
68番 神恵院に向かう遍路道も道路幅が狭い箇所があるが、軽四であれば通行可能。
Ride with GPSのデータは、一時停止の解除忘れで、一部欠落。
神恵院に到着前に、道の駅【ことひき】に寄って、シコイチのスタンプをゲット。
神恵院と観音寺の後は、70番 本山寺に向かう。
本山寺への川沿いの遍路道はサイクリングロードになっているので、車の通行は不可。
計画では、本山寺の後、弥谷寺までの間で宿泊しようと考えていたけど、あまり宿が無いので、観音寺に戻り、観音寺駅前の【ホテル サニーイン】に宿泊。
ホテルに到着する少し前、いやな予感が現実になり、膝に鈍い痛みが出始めた。 チェックインを済ませるやいなや、慌てて薬局を検索してみたが、あいにくホテルの周辺には見当らない。
さらに厄介な問題もあった。 バックローダーがパンパンに膨らみすぎて走行中に何度もずり下がり、その都度ストラップを締め直したものの、やはりタイヤと干渉して擦れた形跡が残っていた。 明日も快晴予報で気温が上がりそうだ。この機会にアトムARとカッパを宅急便で自宅へ送り、少しでも荷物を減らしてバイクの負担も自分の負担も軽くしよう。
まずは自転車にまたがり、クロネコの営業所へと向かった。 荷物を発送してホテルに戻ったあと、今度は夕食と朝食を調達するために観音寺駅横のコンビニへ走る。ついでに膝用の湿布を探してみたが、あいにくそこには置いていなかった。こうなったら仕方がない。少し距離はあるけれど、自分の足でドラッグストアまで歩いて向かうことにした。
夜の観音寺の街並みを眺めながら歩く。 道路はきれいに整備され、新しい建物も目につくのだが、開いている店や街灯は少なく、空き地もポツポツと広がる。「見た目以上に、意外と田舎だな……」そんなことをぼんやりと感じながら夜風に吹かれた。
ホテルに戻り、ベッドに身体を沈める。 チェックインする前は、「観音寺に戻ったとはいえ、本山寺はすでに打っているんだから、明日早く出発すれば弥谷寺への遅れも十分取り戻せるはずだ」と考えていた。 しかし、今日ジワジワと主張し始めたこの膝の状態を思えば、あまり無理はしない方がいいかもしれない。そんな不安と葛藤を抱えながら、僕は重い瞼を閉じて眠りについた。
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