四国一周サイクリング 2nd 3日目(高松→阿南)

四国一周サイクリング 3日目(高松→阿南)

高松を出発し、今日の目的地である阿南まで120kmの道のりだ。

走り出してすぐ、屋島を越えたあたりで「高松北バイパス」という難所に差し掛かる。
歩道も路肩もほとんどない、まるで自動車専用道のような道を緊張しながら駆け抜けた。

少し早めに到着した「道の駅 源平の里むれ」で、開店の9時を待つ。
ここは、昨年、コロナ禍の影響で閉まっていてスタンプを逃した因縁の場所だ。
周囲をぶらぶらと散策していると、ふと目に留まった看板に目が釘付けになった。かつて歩き遍路をしていた時、時間との戦いで素通りしていたこの場所が、実は本来の遍路道だったのだ。そんな事実に、今更ながら驚かされた。

再び国道11号線へ。順調に進んでいたときだった。
津田川に架かる橋を渡っている最中、後輪から「カランッ」という嫌な金属音が響き、続いてカラカラと異音が鳴り始めた。 嫌な予感がして自転車を止めると、案の定、スポークが一本折れ、無残にもぶらぶらと揺れていた。
まずは応急処置だ。充電器を束ねていたビニールタイを取り出し、折れたスポークを隣のものに縛り付ける。なんとか走れる状態にして、慎重に移動を再開した。

「道の駅 津田の松原」でスタンプを押してから、スマホで周辺の自転車店を必死に検索した。しかし、鳴門までの60km、頼れそうなショップは見当たらない。
仕方がない。段差を避け、細心の注意を払って車道の真ん中を慎重に進むしかなかった。

海岸線を走り、国道11号から県道183号、通称「鳴門スカイライン」へと入る。アップダウンはきついが、交通量が少なくて非常に走りやすい。

小鳴門橋を渡り、JR鳴門駅を超えたところで、ようやく「おもてなしサポーター」の『cycle space uzu』に辿り着いた。

プロの手で細かくチェックしてもらうと、幸いにも他のスポークやホイールに歪みはなく、折れた一本の交換だけで済んだ。
前回は初日にパンクに見舞われたし、長距離を走るとなると、やはり何かしらのトラブルは付き物だ。

愛車が復活した安心感とともに、気を取り直して40km先の阿南を目指す。

徳島の市街地へ入る手前、国道11号をそれて県道29号へ入り、雄大な吉野川を渡る。
ふと周囲を見渡すと、クロスバイクに乗っている人をよく見かける。
地元・松山と比べても明らかに自転車率が高い気がする。

県道29号から120号へと繋ぎ、海沿いの風を感じながら走り抜ける。
その後、国道55号へ合流し、「道の駅 公方の郷なかがわ」でスタンプをゲット。
夕闇が迫る中、阿南市街へと入り、ようやくホテルのチェックインを済ませた。

長く、そしてハプニング続きの一日だったが、こうして無事に屋根の下に辿り着けたことが何よりの収穫だ。

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