四国一周サイクリング 2nd 8日目(愛南→松山)
四国一周サイクリング 8日目(愛南→松山)
ついに、四国一周サイクリングも最終日を迎えた。 今日の目的地は、150km先にある自宅、松山だ。
距離も距離だし、最後くらいは少しでも楽をしたい。ホテルを出てすぐ、昨晩調べておいた愛南町のクロネコヤマト営業所へ直行した。移動中には不要な荷物をサイドバッグごと自宅へ発送し、愛車と共に身軽になった状態でペダルを漕ぎ出す。
すぐ近くの「道の駅 みしょうMIC」でスタンプを押して、国道56号線を宇和島方面へと北上していく。 愛南から宇和島にかけては、柏郵便局や嵐郵便局の先で、自動車と完全に分離された「歩行者・自転車専用のトンネル」が2箇所ある。車道を走る恐怖がない安心感は格別だ。ただ、手前で歩道に入っておかないとアクセスできないという罠があるから、そこは慎重に進む。
宇和島の手前、「道の駅 津島・やすらぎの里」でスタンプを押し、少し休憩。そのまま宇和島市内へ入り、「道の駅 うわじま きさいや広場」に到着すると、広場は人だかりでごった返していた。どうやら選挙演説が行われているらしい。駐輪場も満杯で、スタンプを探すのにも一苦労だ。そういえば、去年来た時も誰かが演説していたような気がする。
宇和島を抜け、吉田町から先は久しぶりの道だ。お遍路の時は県道57号で三間方面へ向かうから、国道56号を宇和へ抜けるのはかなり久しぶりだ。 しかし、この道が予想以上に手強かった。トンネルを抜けても、抜けても、登り坂が終わらない。 「普通、トンネルを抜けたら下り坂じゃねえの……?」 思わず独り言が漏れる。数えてみると、頂上までに10個ものトンネルが連続していた。
最後のトンネルを抜けると、ようやく宇和町だ。国道から少し外れて「道の駅 どんぶり館」へ寄り、スタンプをゲット。1日目に使い残していた「えひめぐりクーポン」で昼食を済ませる。7日間という長い利用期間のおかげで、最後の最後で役に立ってくれた。
再び国道に戻り、途中で県道25号へと折れて八幡浜へ。JR伊予石城駅を過ぎたところで、不意に視界に飛び込んできたのは巨大な「わらマンモス」だった。存在は知っていたけれど、詳細な場所までは把握していなかったから、突然の対面に思わず声を上げてしまった。
八幡浜からは、いつも使う国道197号ではなく、海沿いの県道249号を選んで保内へ抜けた。初めて通る道だ。「あわしま堂」の工場横を過ぎ、保内から国道197号を経由して国道378号へ。瀬戸内海側へ向かう。
朝から八幡浜までずっと悩まされていた向かい風が、海側に出た途端、追い風へと変わった。一気にペースが上がる。海岸線を快調に駆け抜け、「道の駅 ふたみ」でスタンプをゲット。
伊予市に入ってからは、ルートを外れて最短距離で自宅を目指した。
予想より少し早く、愛車を停めたのは見慣れた我が家の前だった。
こうして、8日間の四国一周の旅が終わった。
振り返れば、体力の限界との戦いだった。1日ごとの疲れは、寝ても完全にリセットされることはない。ボディーブローのようにじわじわと蓄積されていく疲労。正直なところ、高知市に着いた時点で「明日は雨予報だし、中断して、バス輪行で自宅に戻ろうか」という弱気な考えが頭をよぎったほどだ。
もし自分のように四国に住んでいて、いつでも帰れる環境にあるのなら。 「4日間ずつくらいに区切って回るのが、一番無理がなくていいかもしれない」 そんなことを思った。




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