新四国曼荼羅 36番 栴檀寺

世田山 栴檀寺

新四国曼荼羅霊場 36番

宗派:高野山真言宗
本尊:薬師如来
所在:愛媛県西条市楠乙454
ご詠歌:はるばると 登りて見れば 世田の山 瑠璃の光の 験(あらた)なりけり
通称:世田薬師

←35番 実報寺

伝承によれば、奈良時代の神亀元年(724年)に行基が四国を巡錫している折に、世田山上に薬師如来の姿を見つけ、栴檀の木にその姿を刻んだという。寺院の名称はこの伝承に由来する。
中世には世田山の山上に世田山城が築かれた。
世田山城の名は太平記巻二十二「世田山の合戦」に登場する。
南北朝時代の康永元年・興国3年(1342年)新田義貞の甥・大館氏明が城を守っていたが、北朝方の細川頼春に攻められ落城した。
また、室町時代に入っても細川氏と河野氏の戦いが世田山城を舞台に繰り広げられた。
昭和2年(1927年)山腹にあった大師堂と三宝荒神堂を山麓に移し本坊を構えた。
また、山腹の本堂を奥の院とした。 なお、本堂(奥の院)へは、本坊より1.5Km約25分の遊歩道が整備されている。
夏の土用の丑の日には江戸時代より「きうり加持」が行われている。

世田山は「えひめの自然100選」に選定されており、瀬戸内海国立公園の一部になっている。

今治方面から来ると現れた駐車所への入口。




御朱印


コメント

このブログの人気の投稿

TOP PAGE

自転車遍路 まとめ

歩き遍路 17日目 【日帰り】 1番 霊山寺→6番 安楽寺