番外札所 札始大師堂

47番札所 八坂寺・別格9番 文殊院と48番札所 西林寺の間にある「札始大師堂(通称)」

本尊:弘法大師
御詠歌:ありがたや 伊予の小村の 札はじめ 大師の光り あらたなりけり

文殊院から来ると、こんな風に見えてくる。


大師堂

この大師堂は、天長元年に弘法大師が川の中州で野宿しようとしたが、にわか雨で水が溢れ身の置き所がなくなったので、法力で草庵を造り一夜を明かしたとされる場所。

その後、衛門三郎が四国巡礼に出発した際に、この地に立ち寄り、大師自刻の尊像がまつられているのを見つけ、懺悔し、弘法大師が訪れるのを待ち一夜を明かし、翌朝出発する際に、木を削いで札を作り、自分の名を記して堂に納めたという伝承がある。
このことが、現代のお遍路さんも行う「納札(おさめふだ)」の始まりとされることから、「札始大師堂」と呼ばれています。
ちなみに、この大師堂は、近くにある「大蓮寺(だいれんじ)」の境外仏堂で、小村大師堂が正式名称。


大師堂 内部

ご朱印は、大蓮寺で頂ける。



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