上海浦東国際空港とスカイ・プライオリティ

上海には、国際空港が2つあります

日本の羽田空港のような街中にある虹橋(ホンチャオ)国際空港、成田のような郊外にあり国際線がメインの浦東(プードン)国際空港

浦東国際空港は、巨大空港で、飛行機が滑走路に着陸した後も駐機場まで30分程走り続けます
ターミナルは、JALが発着する第1ターミナルとANAが発着する第2ターミナルと、2019年9月に開業したサテライトターミナルがあります

第1ターミナル

第2ターミナル

第1・2ターミナルとサテライトターミナルの間は、地下のシャトルで移動します
サテライトターミナルは、到着時に1度しか利用した事が無いので、詳細は不明ですが、到着時は地下に降りてシャトルで第1ターミナルに移動後、入国手続きを行いました
出国時も保安検査場を抜けた後、地下のシャトルへのエスカレーターがあるので、手続きを第1ターミナルで済ませた後、サテライトターミナルに移動(たぶん)
サテライトターミナルにも、中国東方航空のラウンジがあるらしいので、機会があれば、覗いてみたいと思ってます

入国時

指紋登録と検疫

中国で指紋登録してない人

指紋登録してない人は、指紋登録が必要です
飛行機を降りて、人の流れに、沿って進むと「外国人はこっちへ」と案内が出ているので、その通りに進むと指紋登録機の前にたどり着きます
見逃して通り過ぎても、検疫の手前にも同じ機械があるので、そこで登録できます
そこも気づかず検疫を通過しても、入国審査時に登録になると思います
登録済みであれば、入国審査では「左手の指4本を押し当てて下さい」だけなのが、全ての指の指紋を採られている人がたまにいるので

指紋登録済みの人

指紋登録済みで、検疫前に「外国人はこっちへ」と案内されても、無視して中国人と一緒に、検疫のサーモグラフィを通過しましょう

入国審査

入国審査は「中国人」と「外国人」はカウンターが別なので、検疫通過後、「外国人」の案内に従って、入国審査に進みます
機内で出入国カードをもらい忘れた人は、検疫後に、入国カードを置いている場所があるので、そこで記入して、入国審査に進みます
入国カードの姓名等は、自分は、いつも漢字で記入してますが、問題になった事はありません

入国カードの記入方法

パスポートと入国カードを準備して、入国審査に進みます
ここで、どれだけ待つかは、その時の到着便の多さに左右されますが、入国審査官の前の列に並ぶ時には、できるだけインドぽい人の後ろは、避けた方が無難です
けっこう高確率で、その類いの人は、審査に時間がかかります

手荷物受け取り

入国審査が終わると、奥のエスカレーターで下に降ります
降りた所にある掲示板で、自分が乗ってきた便名とターンテーブルの番号を確認して、該当のターンテーブルで手荷物をピックアップして、税関に進みます

税関

免税の場合は「緑」の看板の方へ
申告するモノがある人は「赤」の看板の方へ進みます
「緑」の免税は、「赤」の両サイドの2箇所があるので、空いている方に進みます
意外に、片方に行列ができていても、もう片方はガラガラって事が多いです

税関を抜ければ、入国手続き完了です

 

出国時

搭乗手続き

出発フロアに上がり、掲示板で自分の便名の搭乗手続きカウンターのアルファベットを確認します

中国東方航空のカウンター

中国東方航空のカウンターの場合、列に並ぶ前に自動チェックイン機で搭乗手続きを済ませます
操作方法が分からなくても、近くにいるスタッフが教えてくれます
その後、列に並んで、手荷物を預けます

検疫と出国審査

搭乗手続きと手荷物を預けた後、出国審査に向かいます
パスポートと搭乗券を見せて、中に入ると、検疫があります
検疫を抜けると、中国人と外国人は、別々の出国審査カウンターに分かれます
出向カードを持ってない人は、外国人カウンターの方に分かれた所に、カードが置かれているので、そこで記入して進みます

出国カードの記入方法

最近、中国人の方は、顔認証になっていて、かなりスピーディーに審査を通過してました
外国人の方は、従来通りの審査官による審査になります

保安検査場

出国審査が終わると、次は保安検査場です
行列が少ないところを見つけて、並びます
正面に進むより右側の方の保安検査場が空いている確率が高いです
日本の保安検査場は段々厳しくなってしてますが、中国の保安検査場の方が、もう少し厳しい感じです
パソコン・スマホは当然ですが、バッテリー類は取り出しておく、ベルトは外しておく、傘を持っていれば出しておく等が必要です
またライターはNGです 

保安検査場を抜けると出国審査は完了です

上級会員

上海浦東国際空港 第1ターミナルは、中国東方航空やJALが発着するターミナルのため、各航空会社の上級会員になれば、様々なサービスを受けることが出来ます
中国東方航空は、イースタンマイルズというマイレージプログラムを行っており、各ステータスのサービスは下記の通りです
 シルバー会員
  優先チェックイン・優先キャンセル待ち・ボーナスマイル
 ゴールド・プラチナ会員
  シルバーのサービス+優先手荷物取扱・ラウンジ利用

中国東方航空はスカイチームなので、スカイチームのエリート=イースタンマイルズのシルバー、エリートプラス=イースタンマイルズのゴールドと同じ扱いとなります

クレジットを作るだけで、中国東方航空の上級会員サービスを受ける方法

通常、上級会員になるには、各航空会社で一定の搭乗実積が必要で、中国東方航空も上級会員になるには実績が必要です

ただ、同じスカイチームのデルタ航空は、クレジットを作るだけで上級会員になる事ができます
ANAのSFCやJALのJGCもクレジットカードを作れば、上級会員になれますが、上級会員でないとSFCやJGCを作れないので、一度は上級会員になる必要があります
ところがデルタだけは、デルタ アメックスの審査が通りカード発行すれば、上級会員になる事が出来るんです
これって、スゴくないですか?
SFCやJGCのような修行を行うこと無く上級会員になれるんですよ

デルタ アメックス ゴールドを作ればゴールドメダリオン会員、デルタ アメックスでシルバーメダリオン会員の資格を無条件で1年間提供されます
2年目以降は、カード利用額によって提供される会員資格が異なってきます

デルタのゴールドメダリオン会員はスカイチームのエリートプラス、シルバーメダリオン会員はスカイチームのエリートとなるので、同じスカイチームの中国東方航空でも上級会員としてのサービスを受けられます
中国三大航空会社の内、2つ中国東方航空と中国南方航空がスカイチームなので、中国によく旅行する方や出張する方は、作っておけば、かなりのメリットを受けることが出来ます

また、国内利用では100円で1マイルの還元ですが、海外利用の場合、デルタ アメックス ゴールドは0.5マイル、デルタ アメックスは0.3マイルのボーナスマイルが加算されるので1.5マイル、1.3マイルという高還元率のカードとなります

また、デルタのマイルは有効期限が無く無期限で貯めることができます
ボーナスマイルも、普通とマイルと同じ扱いで無期限なので、けっこうな勢いでマイルが貯まっていきます
デルタは「ニッポン500マイルキャンペーン」を行っていて、日本国内線ならどの航空会社のフライトであっても、搭乗券の控えを貼り付けたフォームをスキャンしてメールで送ると、1フライトあたり500マイルが付与されます
他の航空会社でマイル積算済みでも、関係なくデルタにも加算されます
毎年の積算上限は一般会員は10フライト分(5,000マイル)ですが、メダリオン会員であれば40フライト分(20,000マイル)まで付与されます
貯めたマイルは、特典航空券やホテル宿泊に利用することが可能です

特典航空券は片道分から取れたり、特典航空券・ホテル宿泊のマイル不足はキャッシュで清算できるので、意外に使い勝手は良いです

メダリオン会員かデルタのクレジット会員であればJTB国内旅行券に換えることが出来ます
1万マイル→1万円分のJTB国内旅行券で、年間上限3万マイルとなっています
アメックスのプロパーカードは、アメックスのHPや様々なポイントサイトを経由して申し込むより、紹介者プログラムを利用する方がお得です

搭乗手続き

中国東方航空(スカイチーム)

中国東方航空かスカイチームの上級会員は、優先チェックイン・カウンターが、別の場所にあるので、そちらに進みます

航空会社のカウンターでは、ラウンジ券が貰えないことがあるので、優先チェックイン・カウンターを利用したほうが無難です
ただ、最近、利用者が増えてきたので、手続きに必要な時間はあまり変わらない感じがします
下手をすれば、普通のカウンターの方が早い時もあるような気がします

JAL(ワンワールド)

JALの上級会員は、搭乗便のチェックインカウンターに向かうと、ビジネスクラス用のカウンターがあるので、そこで搭乗手続きを行います

検疫と出国審査

検疫と出国審査には、残念ながら、優先レーンは無いようです
自分が見つけられてないだけかもしれませんが、「Elite Plus」が印字されたチケットを見せて、何度かチャレンジしましたが、普通に並ぶように言われるだけなので、たぶん、無いと思われます

優先保安検査レーン

保安検査場の中央と右奥に「FirstClass、VIP」と書かれた優先保安検査レーンがあります
中央は閉鎖している事があるので、右奥に行く方が間違いないです
優先レーンは、金色のポールに赤色の帯が張っているので近づけばいかにもって感じで分かり易いです
入口の手前にスタッフが立っていますが、チケットを見せると通してくれます

ラウンジ

中国東方航空のラウンジ

中国東方航空のラウンジは、保安検査場を抜けた所にあるシャトルに向かう下りエスカレーターの奥にある上りエスカレーターで、4階に上った正面にあるNo.36ラウンジになります


4階がダイニングフロアで、5階がリビングフロアになっています
プライオリティパスのラウンジは時間制限がありますが、中国東方航空のラウンジは制限が無く、午前4時30分から開いています
自分は8時30分に搭乗開始の便に乗ることが多く、7時頃にラウンジに行っていましたが、4階は満席状態のことが多かったので、最近は5時30分頃に搭乗手続きを開始して、6時過ぎにラウンジに入るようにしています
この時間であれば、ラウンジはガラガラなので、ゆっくり食事した後、比較的空いている5階でゆっくりします
5階は、仮眠が取れそうなマッサージチェアが数席、カウンター席、ソファ席、シャワールーム等があります
5階にも、サンドウィッチ・クッキー等の軽食はあります

JALのラウンジ

JALのラウンジは、中国東方航空のラウンジの横にあります
同じエスカレーターで4階に上がり、手前の方に折り返した所にあるNo.39ラウンジになります
JALのラウンジなので、日本語が普通に使えます
ラウンジはワンフロアですが、中央付近には、その場で作った担々麺や点心を頂けます
また、焼きたてのパンを席まで持ってきてくれたりします

プライオリティパスのラウンジ

国際線利用時に、プライオリティパスで入ることの出来るラウンジは、No.37で、18番ゲートと免税店の間にあります
第1ターミナルには、No.9ラウンジもありますが、こちらは国内線利用時となります

 

コメント

このブログの人気の投稿

TOP PAGE

自転車遍路 まとめ

四国一周サイクリング 2nd 8日目