「一の宮巡拝会」の御朱印帳の残念なところ

一之宮参拝のきっかけ

仕事で全国にある自社ビルに出張する機会が多く、今回、出張予定の埼玉で1日休暇を取得する事になったので、埼玉の観光地を調べていると、支店のすぐ近くに武蔵国一之宮 氷川神社があるのを初めて知って、ビックリ。

氷川神社のある大宮公園や氷川神社の参道は歩いた事はあったが、まさか一之宮とは。

一之宮とは

一之宮とは令制国で最も社格の高いとされた神社の事で、諸国において由緒の深く信仰が篤い神社であり、開拓神として土着の神が祀られている事が大半。
古代から土着の神として最も崇敬された神社が必然的に一之宮となっている。
律令制において国司は任国内の諸社に神拝すると定められていた。
そのため一之宮の起源は国司が巡拝する神社の順番にあると云われいて、国司が赴任後に一番最初に神拝していた神社が一之宮であった。
律令制崩壊の後も、その国の第一の神社として一之宮の称号は使われ続けた。
通説では十一世紀から十二世紀にかけて成立したとされる。
一之宮巡拝の歴史は、江戸時代前期の神道家・橘三喜が、延宝三年(1675)から元禄十年(1697)まで、23年かけて全国の一之宮に参拝し、その記録を『諸国一宮巡詣記』全13巻として著した事が知られている。

一之宮を参拝してみようかな

四国八十八ヶ所霊場の流れで、四国の一之宮(大山祇神社・田村神社・大麻比古神社・土佐神社)は、参拝済み。

その他の自社ビルの周りに自社ビルがあるか調べてみると、他にも支店から、少し足を伸ばせば参拝できる一之宮が数ヶ所有る事が分かり、一之宮巡りをしてみようかと思い、専用の御朱印帳を探してみた。

一之宮専用御朱印帳

一之宮専用の御朱印帳を販売しているところは少なく「全国一の宮会」、「全国一の宮巡拝会」、「一の宮巡拝会」で販売していた。

全国一の宮会:11×16cm(A6版)、1,000円

全国一の宮巡拝会:18×26cm(B5版)、5,170円

御朱印 | 一の宮とは | 一の宮巡拝会:18×26cm(B5版)、15,000円と7,000円の2種類

自分は、B5版の大きい御朱印帳の方が好みで、B5版の安価な「全国一の宮巡拝会」が販売している御朱印帳にしようかと思ったが、どうも、この御朱印帳、ツルツルの紙質で墨を吸わないとの情報があり、和紙を使用している「一の宮巡拝会」が販売している四国和紙の御朱印帳(7,000円)に決めた。

購入についてのお問合せ | お問い合わせ | 一の宮巡拝会

注文は、上のリンク先のフォームから行えた。
支払は、商品と一緒に届く郵便振込用紙での振込のみ。

一の宮巡拝会 御朱印帳

フォームから注文後、1週間程度で、商品が届いた。

中のページには各一之宮の名前と御祭神が印刷されている。

残念なところ その1

ただ、この御朱印帳、何点か残念なところあった。

まず、100ペーシ以上ある御朱印帳にしては、かなり薄く華奢。
表紙と裏表紙が、写真のようにペラペラ。
また、和綴じの紐が細い。
気をつけて扱わないと、表紙の端のほうが折れたり、紐が切れたりしそうで怖い。

ちなみに、四国八十八霊場の納経帳の表紙は、厚みがあり、曲がらない物しか見た事がない。
「一の宮巡拝会」の御朱印帳の厚みはこんな感じ。
納経帳は、こんな感じ

残念なところ その2

もう一つの残念なところ

四国八十八ヶ所霊場の納経帳は、そこそこの金額になると、墨の裏移り防止の為に、下の写真のような「中入れ製本」「三重折り」と呼ばれる袋状になった和紙の間に、もう一枚、和紙が挟まれている物が多い。

しかし「一の宮巡拝会」の御朱印帳は、7,000円もするが、和紙が袋状になっているだけで中入れの和紙は無い。
氷川神社で御朱印を頂いた時、何度も墨をつけながら丁寧に書いて頂いたが、自分の中では、墨が裏移りするのでは無いかと不安を感じていた。
自宅に帰って、御朱印帳を確認してみると、やっぱり墨が裏ページまで染み込んでる。
表裏のページの間に空間を作って確認すると裏のページには、墨が・・・

全国一之宮専用の御朱印帳は、あまり選択肢が無いため、今回購入した「一の宮巡拝会」の御朱印帳が自分には一番合っているが、金額の割に品質的に、今ひとつだったというのが、今回の印象。

代用するなら

これまで、四国八十八ヶ所霊場巡りで愛用している「高知製本」さんの100ページ以上ある御朱印帳で代用した方が良かったかなと 思っている。

by カエレバ

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