S660 暑さ対策
S660は、ミッドシップというレイアウトのため、夏場、普通に走っていても水温が92℃、高速道路だと96℃にもなる事も。
また、吸気温度は、渋滞にハマると60℃近くになる。
ステイホームの夏季休暇中に、コツコツと暑さ対策を実施してみた。
サーモスタット交換
まず初めは、サーモスタットの交換して、ラジエーターへの循環タイミングを早め、水温の低下を狙う。
|
アフターパーツメーカーのローテンプサーモは、6,000~8,000円もするが、ホンダ純正部品だと、2,000円程度と格安。
S660のサーモスタットの82℃設定に対して、ホンダ純正の「19301-PAA-306」は78℃設定。
交換方法等は、みんカラで検索すると沢山掲載されているので割愛。
インタークーラーを外した後、ボルト2本で取り出す事が出来るが、サーモスタットのゴムパッキンはエンジン側に切り欠きがあって向きがあるので、取り外す時に、よく観察しておいて下さい。
交換後、試しに走ってみると、水温は84℃前後。MAXでも90℃
サーモスタットの設定温度は-4℃ですが、水温は-10℃
ちなみに、吸気温度には、変化はなし
フロントパイプのサーモバンテージ巻き・エアクリーナーのダクト追加
次に実施したのは、マフラーのフロントパイプのサーモバンテージ巻きとエアクリーナーのダクト追加。
エンジンルームの温度上昇対策と吸気口の大型化と吸気場所の変更による吸気温度の低下を図る。
|
|
購入したサーモバンテージは15mモノなので、フロントパイプに巻いても 、十分余りがある。
巻く前にバケツの水に浸してファイバーの飛散を防ぎながら作業を行う。
ゴム手袋をして絞るように巻くとビチッと巻ける。ゴム手袋をしてないと、ファイバーが手に刺さって、後でカイカイになりますよ。
フレキシブルホースのほうは、純正エアクリーナーの下部に穴を空けてアルミファンネルを差し込み、ホットボンドで固定。
|
反対側のファンネルは、運転席側のリアフェンダー内に落とし込む。
エアクリーナーを外して加工したので、ボックスに熱反射シートを貼って熱対策も実施。
|
試走してみると、水温は84℃前後で、変化なしでしたが、
吸気温度は40〜50℃(外気温32℃)で、-5℃程度の効果。
リアバンパーのグリル化・サイドインテークの開口拡大
その後、実施したのは、リアバンパーのグリル化とサイドインテークの開口拡大。
前方から、より多くの空気をエンジンルームに取り込めるように、後方に空気の逃げ道を作り、エンジンルームの温度上昇を防ぐ。
|
リアバンパーを外した後、ガーニッシュを取り外して、カッターで切断。
リヤバンパー脱着 | ホンダ S660 by S660整備マニュアル - みんカラ
切断については、力は少し必要ですが、素材が柔らかく曲線の加工の事を考えると、カッターが使い勝手が良かった。
リアバンパー メッシュ化 | ホンダ S660 by ぽこおに - みんカラ
開口後、アルミメッシュネットをホットボンドで固定。
バンパー裏の遮熱板も、開口に合わせて、金切バサミでカット。
マフラーのタイコ部に、余っているサーモバンテージを巻いた。
サイドインテークは、剪定用ノコギリでカット。
こちらも、アルミメッシュネットをホットボンドで固定。
エアクリダクト分離&インテーク開口部拡大 | ホンダ S660 by ぽこおに - みんカラ
試走してみると吸気温度は35〜44℃(外気温30℃)。
渋滞にハマると、温度はジワジワと上がってくるが、車速が上がると、外気温に近づす。
意外だったのが、水温が80℃前後をキープするようになった事
吸気ダクト取付位置変更
最後に、追加した吸気ダクトが長いと抵抗になると思い、吸込口をエンジンルームとフェンダーの仕切り板のところまで短くしてみた。
これは逆効果だったようで、試走してみると吸気温度は40〜55℃(外気温35℃)。しかも、車速が上がっても、吸気温度は中々下がらない。
結局、吸込口を斜め下前方のサイドインテークの開口に向くまで曲げて固定するように変更した。
コメント
コメントを投稿