四国別格二十霊場 8番札所 十夜ヶ橋[とよがはし]
正法山 永徳寺
四国別格二十霊場 8番南予七福神 7番(福禄寿尊)
本尊:千手観音菩薩
ご詠歌:行き悩む 浮世の人を 渡さずば 一夜も十夜の 橋とおもほゆ
言い伝えによれば、四国を巡錫中の空海が菅生山(大寶寺)に向かう途中、この地で日が暮れた。このとき周囲は田園で、宿泊場所となる民家が見あたらなかった。
空海は小川に架かる橋を見つけ、仕方なくその橋の下で一夜を過ごすことにしたが、暗く長い一夜が十夜にも思えた。
この言い伝えから、この橋は「十夜ヶ橋」と呼ばれるようになり、橋のたもとに大師堂が結ばれたほか、橋の下には野宿をする空海の像が置かれている。また、橋の下は「修行」として国内で唯一野宿が認められている場所であり、十夜ヶ橋納経所ではござを貸し出している。なお、四国遍路などでは、空海が安眠できるよう巡礼者はこの橋に限らず橋の上では杖をつかないという習慣がある。
現在、この橋は肱川の支流である都谷川(とやがわ)に架かる国道56号の橋となっており、さらに橋の上には松山自動車道の高架橋がかかっている。なお、四国遍礼名所図会(寛政12年遍路)の挿絵には、十夜橋と書かれ「とよのはし」と振仮名がふられている。また、川の名前から「とやがばし」と呼ぶ人もいた。
【2016年 逆打ち 車遍路】
大寶寺から小田・内子経由で大洲へ
小田が父の里なので、この辺りは、よく走った事がある。
昔に比べると、ずいぶん道が良くなっている。
大洲IC近くにある十夜ヶ橋。
嫁は、子供の頃、何度も来たことがあるらしいが、自分は初めて来た。
というより、何度も前を通った事かあるが、別格という事を知らなかった。
希望者は、橋の下で、ゴザ修行が出来る。
この日はテントがあった。
人がいるのか、どうかは、恐くてのぞけなかった。
お遍路さんが橋を渡るとき、金剛杖をつかないのは、橋の下で弘法大師が寝ているからと言うのは、ココの話からきている。
本堂 |
大師堂 |
なで大師 |
【2017年9月10日 歩き遍路】
国道を挟んで反対側から
本堂 |
大師堂 |
橋の下のお大師様
ココの鳩、人に慣れているのか全く逃げない
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