歩き遍路 16日目【日帰り】 ふるさと村→45番 岩屋寺→46番 浄瑠璃寺

ふるさと村[8:00]

八丁坂茶店跡[9:00]

45番 岩屋寺[10:00]

古岩屋[11:00]

ふるさと村[12:00]

高野展望台[13:40]

皿ヶ峰登山口休憩所[16:15]

網掛け大師[17:25]

46番 浄瑠璃寺[18:10] 

16日目 YAMAP

←内子駅~44番 大寶寺

→46番 浄瑠璃寺~51番 石手寺

周辺の宿
長珍屋:愛媛県松山市浄瑠璃町118(TEL 089-963-0280)
天菊:愛媛県松山市浄瑠璃町918(TEL 089-963-0125)

移動時間: 6:21:55
停止時間: 3:44:20
距離: 34.1 km
平均: 時速 4.85 km
最高スピード: 時速 11.36 km
登り: 1584 メートル
降り: 2048 メートル
歩数:50,033歩
累計移動距離:440.83km

前回の続きであれば、峠御堂トンネルを抜けた所から再開だが、打戻があるので、少し進んだ場所のふるさと村から再開。

伊予鉄バスに乗り、久万高原町の「ふるさと村」で下車。

舗装路を10分ほど歩いた後、右側の歩き遍路道に入っていく。

小川沿いの石で作られた道を進んだ後、階段を登り進んでいく。


10分ほどで上りは終わり、土の道を進む。

所々、崩れているが、歩きやすい。
少し下った所で、民家や畑の横を通り抜け、未舗装の車道に出る。

舗装路に変わる所に、浄水場があり、そこを過ぎると、八丁坂と古岩屋の分岐がある。


今回は、八丁坂を通り、岩屋寺に行った後、打戻で古岩屋を通ってここに戻ってくるコトにした。

八丁坂の方に進むと、すぐに登り坂になる。
傾斜がキツい登り坂が、続く。



20分ほど登った所に「八丁坂の茶店跡」があり、キツい登りは終わる。


この後は、少し登る所があるが、基本、下り坂。







途中、「四国のみち」の道標かと思ったら「まむし注意」と書かれていて、少しビビる。
更に、下り坂を進んでいくと、岩屋寺の奥の院「白山行場」の36童子が現れる。


道順は下りだが、木の上の方に登るためのロープが張ってあり、気になったので、登ってみると、そこにも別の童子があった。







「白山行場」の参拝を、岩屋寺で申し込むと、白山行場の鍵と36枚の札を受け取り、36の童子を探して、札を納めながら、白山行場を参拝するそうだが、中々、面白そう。
今日は、時間的に余裕が無いので、改めて参拝してみたい。
元の場所に戻り、下っていくと、下の方に、白山行場の入口の門と不動明王が見えてくる。岩屋寺の本尊は、不動明王。

門の向こうに見える、岩の裂け目は、スケールが大きく、しばらく眺めていた。




2020年に「奥の院」参拝

そこから下ると、仁王門があり、そこを潜ると岩屋寺の大師堂の前に出る。





仁王門が見えてきた

四国八十八霊場 45番 岩屋寺

岩屋寺を参拝した後、参道を下り、古岩屋へ向かう。

川を渡らず、手前で左折して、川沿いの神社の脇から奥に延びる遊歩道を進む。
入口に、車道で、たまに見る「通行止め」の看板が立っていたが、自動車に向けたモノなのか、歩行者に向けたモノなのか、よく分からなかったので、引き返すことを覚悟して進んでみる。



所々、土砂崩れしていたり、木の根や草が手摺に引っかかり氾濫跡があったが、通ることは出来た。


先週の台風18号で、久万高原町は、かなりの降水量があったので、その被害だと思う。
遊歩道から、一度、車道に上がりトンネルを通り、再度、遊歩道に入るところで、ロープが張られ通れなくなっていた。

その後、舗装路を進み古岩屋荘まで来たところで、左方向の山道に進む。




石の道が、しばらく続いた後、3つの御堂がある。




3つ目の御堂の横に流れる小川の対岸の岩の穴に置かれた不動明王が現れる。




御堂の反対には、正岡子規の俳句

不動明王から、少し未舗装の車道を登っていくと、今朝、通った八丁坂の分岐点に出る。


ここからは、打戻りになる。



朝、通った道を戻り、ふるさと村の前を通り過ぎて、住吉神社の交差点の所まで来ると「お接待所」の立て看板があった。
時間に余裕が無いので、寄らずに、歩き遍路道の道順通り、左折しようとしたら、交差点の反対側にあるお接待所から、おじさんに、大きな声で呼ばれた。
仕方なく、交差点を渡り、お接待所に寄った。
このおじさん、久万高原町の町議会議員で、お遍路さんが多い、春と秋の土日に、町の人達とお接待所を開いているそうだ。
おはぎ、みかん、コーヒーゼリー、クッキー、大福等、様々な食べ物が、お盆にのって用意されていた。
残さず完食しながら、しばらく、おじさんと話していると、このおじさん、自分の高校の先輩だった。
と言っても、おじさんが卒業した時は、自分は、まだ生まれてない。
結局、お接待所に30分以上も滞在してしまった。
お接待所を出発して、遍路道は住吉神社の周りを、ぐるっと回る。

すぐに、歩き遍路保存協会の地図では、旧版では赤線だったのが、11版では白の破線になっている遍路道の分岐点がきた。
前日までに調べた情報では、一時期、道が崩れて、通れなくなっていたが、今年になって通った人が居た。
この歩き遍路道は、大除城跡を通るので、個人的に通ってみたかったのと、峠御堂トンネルをあまり通りたくなかったので、そちらに行ってみる。
分岐点の道標は、取り除かれていたが、少し進むと、歩き遍路道の道標が出てきた。
このルートは「四国のみち」にもなっているので、2種類の道標を頼りに進む。




初めの頂上の「高野」までは、道が崩れている場所も少なく、順調に進んだが、「高野」から下って「高野休憩所」への道は、前から崩れていたと思われる場所と、先週の台風で崩れてしまったと思われる場所が、多数あったが、通れなくはなかった。










「高野休憩所」となっている場所には、展望台があったが、公共の施設ではなかった。

ちょうど、外で作業しているおじさんが「眺めが良いから、寄っていき」と声を掛けてくれたので、展望台に登ってみると、久万高原町が一望出来た。
一休みした後、展望台から国道33号線の「仰西バス停」に向かう。







舗装路から未舗装の道に分かれた直後で、草で道が埋もれて分からなくなっていた。

しかも、先日の雨で泥濘になっていたので、進むのを諦めて、舗装路に引き返して、舗装路を進む。
10分以上、進んだ所で、大除城跡のある山が、離れていってる事に気がつき、地図で確認すると、このまま進むと、峠御堂トンネルの所に戻ってしまう事が分かった。
仕方ないので、さっきの分岐点まで戻り、草むらの前で、地図を確認すると、歩き遍路道から、一度、離れるが、遍路道に戻れる車道があったので、そちらに進む。
車道を、しばらく進んだ所で、歩き遍路道の道標があり、遍路道に戻ることが出来た。



そこから、少し進んだところに、「大除城跡」の看板。


さらに、進もうとした所で、また草むらに行く手を阻まれる。
仕方ないので、遠回りになるが、車道を進む。
ここ数年、歩き遍路道の地図から消えているためだろう。
車道を進んだ所で、歩き遍路道と合流。





採石場の横を通り、更に下って、国道33号線に出る。


国道に出たところにある休憩所で、この後、どうするか悩む。




道が崩れていたり、引き返したりしていたので、この時点で、15時。
計画より1時間以上、遅れている。
この後の三坂峠から網掛け大師までは、山道になるので、暗くなるのが早いから、早く抜けたい。
浄瑠璃寺前のバスは、18時40分が最終。
これを逃すと、公共機関では、帰ることが出来なくなる。
浄瑠璃寺までの距離は、20km。
時速5km/hで、4時間。6km/hだと、3時間30分。
下りが多いから、所々、走れば、6km/hで、いけるかも

浄瑠璃寺前に停まるバスは、遍路道を同じ方向に走るから、最悪、追い抜かれる前にバスに乗れれば、家には帰ることが出来る。
その場合、日を改めて、空白になった所を歩く。
浄瑠璃寺まで行くとこを決め、休憩所を出発する。

歩き始めて、すぐ高殿神社。

三坂峠までの5kmは、ダラダラの登りの舗装路が続く。
歩いていて、精神的に一番辛い。




途中、軽四が追い抜いた後、少し側道が広くなっている場所に、しばらく止まった。
自分が軽四の少し手前まで来たところで、運転席から、同じ年くらいの女性が降りて、こっちを見てる。
多分、お接待かなと思っていると、買い物袋を、「お接待です。頑張って下さい」と言われて渡された。
お礼を言って、中を見てみると、ドーナツ、豆パン、おにぎりが入っていた。
おにぎりは、まだ温かかった。
今日は、昼間のお接待所といい、食べ物のお接待を2回も受けた。
有難い。
1時間ほど歩いた皿ヶ峰登山口休憩所で、小休止して、出発。


10分ほど歩くと、三坂峠の少し手前に歩き遍路道の分岐。
分岐の後は、民家の横を抜けて、未舗装の山道の下り道になる。
少し小走りで、駆け下りる。
所々、石に苔が生えているので、そういう所は慎重に歩き、また走る。

しばらく下ると、道が1メートルほど土砂崩れで無くなっている箇所があったが、何とか飛び越えることが出来た。

その後も、規模は小さいが崩れている場所が数ヵ所有った。

20分ほど未舗装の道を下った後、舗装路に変わる。

未舗装の道が、もっと続くと思っていたので、これは予想外。

下りの勾配は、少しキツいので、走ると腰にくる。
舗装路も崩れている場所があった。




17時30分、網掛け大師に到着。









浄瑠璃寺まで、残り8km。
時間的には、ギリギリ。

少し進んだ丹波という場所に、お接待所があったが、時間が遅かったので、無人。
丹波が帰りに乗るバスの始発の場所。
時間は、まだ余裕があるので、先に進む。


その後、歩き遍路の道標と地図が違う場所が2箇所あり、道標の通り曲がると、次の道標が無く、迷ってしまうことになった。


地図を見ながら進み、歩き遍路道に戻る。
辺りは暗くなり始めていたが、18時10分に浄瑠璃寺に到着。

四国八十八霊場 46番 浄瑠璃寺

バスの時間まで30分ほどあるので、浄瑠璃寺の大師堂で、無事、ここまで来ることが出来たことの報告とお礼をして、バス停へ。
時間的には、厳しがったが、ここで打ち止め。

とりあえず、39番 延光寺のある宿毛から65番 三角寺の手前の伊予三島までが繋がった。

次回からは、1番 霊山寺から始める事にする。


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