歩き遍路 22日目【1泊2日 2日目】 ふれあいの里 さかもと→20番 鶴林寺→21番 太龍寺→22番 平等寺→JR阿波福井駅

登山道入口[7:15]

20番 鶴林寺[8:20]

21番 太龍寺[11:00]

22番 平等寺[15:00]

JR阿波福井駅[16:40]

歩き遍路22日目 YAMAP

19番 立江寺~別格3番 慈眼寺~ふれあいの里 さかもと

→JR阿波福井~23番 薬王寺

おすすめの宿
山茶花(さざんか):徳島県阿南市新野町秋山188-1(TEL 0884-36-3701)

移動時間: 4:30:28
停止時間: 4:54:06
距離: 24.42 km
平均: 時速 5.42 km
最高スピード: 時速 8.53 km
高低差:536m
累計登り: 2,076m
累計降り: 2,119m
累計移動距離:621.39km 

「ふれあいの里 さかもと」で4人の歩き遍路さんで、一緒に朝食を摂り、7時から打ち戻りの部分を車で送ってもらった。
鶴林寺への遍路道は、2ルートあり、「距離は短いが、勾配がきつい昔ながらの遍路道」と「距離は長いが歩きやすい金子屋さんの近くからの遍路道」があり、自分だけが、昔ながらの遍路道、残り3人が金子屋さんのところまで送ってもらった。

「ふれあいの里 さかもと」から近い、鶴林寺への登山路入口に、自分だけ先に降ろしてもらい、登頂開始。ここから、鶴林寺までは、約1.8km

登山口から山道に入る。
100mおきに黄色の板に残りの距離が書かれている。
ここで、残り1,700m
道路整備している場所に出る。
向かいの細道でなく、一度、左折して、整備中の道を歩く。
少し進んで右折して、山道に戻る。
少し登ったところ
まだまだ登りは続く。
車道を横切り、更に登る。
だんだん、勾配がキツくなり、息が上がってくる。
暑くて、上着を1枚脱ぐ。
更に標高を上げていくが、登りの終わりは、なかなか見えない。
たかが500mと思っていたが、前回から1ヶ月近く空いてしまった分、体が鈍ってるのか、意外にキツい。



やっと、上の方に、鶴林寺の仁王門が見えた。
仁王門。
登り始めて、約1時間で、20番札所 鶴林寺に到着。
本堂では、「さかもと」で一緒だった3人の中で一番若い20代の青年が納経中。 

四国八十八霊場 20番 鶴林寺

自分も納経して、ベンチでひと休みしていると、30代の女性遍路さんが登ってきた。
一番年配の60代の男性遍路さんは、まだ登ってくる気配は無かったので、自分は太龍寺へ出発。
ただ、この60代のお遍路さん、15kgもあるリュックを背負って、結願手前まで歩いているスーパー爺さん。
朝、宿を出発する前に、そのリュックを持たせてもらったけど、めちゃくちゃ重かった。

太龍寺へは、手水場の横を下に下りていく。

始めは、石段を下りるが、すぐに山道に変わる。
鶴林寺からは、一度、標高500mの山を下って、標高500mの太龍寺に登る。
一度、舗装路に出で、手前の方に舗装路を進む。

すぐに、歩き遍路道は左折して、舗装路を離れる。
長く真っ直ぐなコンクリートの階段を下りる。
その後は、山道。


少し進むと休憩所があったが、ずっと下りで、あまり疲れてないので、ココはスルー。
舗装路を進むが、ここで、ガードレールのある道ではなく、左折して下っていく。
細道を少し下ると、トイレの道標。
廃校のトイレが使えるみたいなので、トイレと小休止。
廃校を出発して、県道19号線に出る
しばらく県道を進む。
この水井橋を渡り那賀川の向こうへ。
橋を渡り、道なりに進む。
緩やかな登りの舗装路を進む。
橋の手前で右折。
遍路道の案内看板。
ここからは、舗装路だけど道幅は狭くなる。


舗装路の途中に休憩所があったので、ココで一休みする。


休憩所を出発して、川沿いの道を進む。
鳥居が見えた。もうすぐ遍路道の入口があるはず。
遍路道の入口があった。
右上に登っていく。



舟形丁石。
太龍寺へ近づく毎に数が減るのかと思ったら、増える方だった。
最終的に、幾つになるのか分からないので、役に立たなかった。



ずいぶん登ってから、やっと車道に出た。
車道を進むと、三差路。右は平等寺へ。左が太龍寺へ。
三差路を右折して、更に登る
太龍寺の仁王門が見えてきた。
仁王門
鶴林寺から太龍寺の仁王門まで、2時間15分ほどかかった。
太龍寺の境内は、とても広く、仁王門を潜っても、長い参道が続く。
途中、鶴林寺を見ることが出来るポイントがあったので、案内の図と景色を見比べながら、鶴林寺を確認。


更に参道を進むと、北舎心嶽への別れ道があり、今回は、北舎心嶽にも寄ってみた。
北舎心嶽には、最後は、ハシゴで登る。
登ると上に八大童子を祀っている祠があった。


北舎心嶽からの景色
ここからの方が鶴林寺がハッキリ見えた。
北舎心嶽から参道に戻り、本坊に向かう。

四国八十八霊場 21番 太龍寺

納経を済ませて、納経所で御朱印を頂き、隣の休憩所で、「ふれあいの里 さかもと」で作ってもらっていたおにぎり弁当を食べていると、スーパー爺さん登場。
クソ重たいリュックを背負ってるのに、自分と1時間も変わらないペースで登ってきたのには、正直、ビックリした。

スーパー爺さんに、挨拶して、しばらく話していると、爺さんの口から「今日は、日曜日だよな?」とビックリの質問が・・・

爺さん、今日は、土曜日ですけど・・・

どうも、今日、宿泊予定の徳島市内のホテルに、日曜日に泊まる予約をしたらしい
「まっ、泊まれなったら、野宿するよ」と逞しいことを言っておられました。

太龍寺から平等寺までは、「一人歩き同行二人(地図編)」には2つのルートが載っているが、自分には、どちらのルートも、しっくりこなくて、どちらにするか、悩んでいたが、休憩所に3つ目のルートの記事が貼られていた。

結局、南舎心嶽を経由して、遠回りにもならない3つ目のルートを行くことを決め、出発。
このルート「いわや道・平等寺」で、3年前に復活した古道。 


南舎心嶽で求聞持修行大師像の場所からの眺めを見た後、「いわや道」へ。

入口には、注意喚起の看板。
歩いてみると、バランスを崩したりしなければ、全然、大丈夫なレベル。
すぐに別れ道があった。ここは左に入っていく。
少し進むと、また、別れ道。
左下の道には立て看板があるので、通行止めかと思ったら、さっきもあった注意喚起の看板だった。
この看板のある左下の道が進むべき道。
紛らわしい。

いわや道は、道幅が狭い箇所は、ロープが張られているので、危険なポイントがわかりやすい。
南舎心嶽からは、ずっと下りかと思ってたら、意外に登りも多い。
進んでも、全然、標高が下がらない。
また、登り。
やっと、下り始めた。

途中からは、かなり急な下り道になる。

ロープを使いながら下っていく。
だいぶ下りてきた。
道が平坦になってきた。
どうも、麓まで下りたみたい。

大師堂らしき建物があったが、何なのかは分からなかった。
県道28号線に出て、「一人歩き同行二人(地図編)」に出ている道と合流。
すぐに国道195号線を横切る交差点があり、前方に、見たことのあるリュックを背負った人影。
スーパー爺さんだった。
自分が南舎心嶽の大師像からの眺めを楽しんだりしている間に、地図に載っていた遍路道を進んだスーパー爺さんに先を越されたみたい。
国道を横切るとヘンロ小屋が見えてきた
ヘンロ小屋 3号 阿瀬比
ヘンロ小屋を過ぎて、三差路かと思ったら、正面の建物の左脇の道を直進。
ここで、スーパー爺さんを追い抜き、長閑な田園の中を進む。
上り坂になってきた。
途中からは、山道になり大根峠を越える。

ここが頂上。
ここからは、下り道。
平坦な開けた場所に出てきた。
右に「ヘンロ小屋 47号 大根」
ヘンロ小屋の内部。
休んでいると、10分もしないうちに、スーパー爺さんが追いついてきた。
スーパー爺さんと一緒に、小休止。

先に、ヘンロ小屋を出発した後、平坦な舗装路をひたすら進むと平等寺が見えてきた。
平等寺 仁王門。

四国八十八霊場 22番 平等寺

平等寺に到着して、10分程するとスーパー爺さん到着。
爺さんは、平等寺で打ち止めで、近くの駅から徳島に移動するが、自分は1駅向こうまで歩くつもりだったので、お互いの健闘を祈ってお別れ。

平等寺を真っ直ぐ進み橋を渡る。

ここからは、舗装路を進む。


小高い山の手前で、道路整備していた。
工事現場の前を通り、道なりに進んだが、これが間違い。
工事現場の横に「月夜御水庵」への細道があったのを見逃してしまった。
舗装路の下に「22番 奥の院 月夜御水庵」 
舗装路を道なりに進み、福井川を渡る。
福井川を渡ったところを、遍路道は右へ。
自分は、左折してJR阿波福井駅へ向かう。 
国道55号線を進む。
JR阿波福井駅まで移動して、今回の区切り打ちは、打ち止め。
ここから、立江駅まで移動して、立江寺に行き、車で帰宅する。

列車に乗ると、一番後ろの席に、青年お遍路さんが座っていた。
彼は、今晩の宿は、平等寺の横の山茶花と言ってたので、行けるところまで行った後、列車で戻っているところのよう。
今日は、移動距離が24km程度だったけど、累計登りが2076mとマメのできた足で歩いたにしては、よく頑張ったと思う。

コメント

このブログの人気の投稿

TOP PAGE

自転車遍路 まとめ

四国一周サイクリング 2nd 8日目